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黒い外壁の家の実際のところ

街中に外壁が黒い家があります。周辺の環境によっては一概に悪いとは言えず、妙に落ち着いて見えます。
家の外壁に黒を使うのが正しいことなのか、どんな色を使えばよいのかなど、家の色については様々な見解があります。

色の世界は深く、だれもが色を使いこなすことができれば、街の景色も変わります。

周辺環境に及ぼす外壁に使う色の影響

外壁には使って良い色と悪い色があります。建築の色は、その国の風土や文化に根ざすもので、伝統により培われてきました。
歴史的に建築物では自然の建材が使われていました。色は材料自らが持つもので、着色されるのは特殊な建築に限られました。

着色が自由になったのは、さほど昔のことではありません。色の種類は無限に近く創造できますが、ペンキの関係である程度の制限があります。
それでも塗料の色の種類は膨大で、その中から一つの色を選ぶのは大変なことです。

小さな物品であれば、そこにどんな色が塗られていても、さほど周辺に影響を与えません。
しかし、一つの建築物が周辺環境に与える影響は大きく、もし間違えば塗りなおしを迫られます。

黒の魅力と難点

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黒は実は、建物の外壁に使って悪い色ではありません。
日本で建物に使われる色として最も無難なのはグレーです。グレーは日本の風景に合う色として、全国で使われてきました。

黒はグレーを濃くしたもので、グレーと同系色の色です。屋根に使われるにはむしろ適していると言え、壁に使われると難しさが生じます。

屋根と壁の対比では、屋根に濃い色を使い、壁は薄くすることで、建物が落ち着いて見えます。外壁と屋根は同系色を使い、屋根は外壁よりも濃くするのが原則です。
グレーの応用範囲は広く、色合いや濃さにより様々な表現が可能です。

色はほんの少しの違いで、感じ方が異なります。

同じ色でも材質により異なるイメージ

色は材質が異なると、イメージも異なります。
東京駅の屋根には黒い天然スレートが用いられていますが、まったく違和感がありません。硯に使われる粘板岩を薄く加工したもので、かなり濃い色をしています。

しかし、同じ色をペンキで塗ると違和感を生じます。
外壁に用いる色は、色の種類だけでなく、材質にも注意を払う必要があります。

建築の色使いは、メインとなる色以外にも、アクセントとなる色が重要な意味を持ちます。
建築全体が暗い色である場合は、一部の屋根に明るい色や、トーンを上げた色を使うことで、建物全体の感じを良くすることができます。

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