外壁塗装は、それ自体に耐久性の高い塗料が選ばれますが、紫外線や雨風の影響を受けて時間と共に劣化する傾向があります。
紫外線は様々な物質にとって強力なエネルギーとなりますから、毎日空から降り注げば外壁塗装も傷みます。
また、雨風は大気中の汚染物質を取り込み外壁に吹き付けるので、外壁は常に劣化原因に曝されているといえます。
外壁塗装を守りたい場合は、耐久性の高い塗料を選び、加えてクリヤー塗装を追加する、この二つが有効な手段です。
クリヤー塗装の機能は外壁塗装の長期的な保護です
外壁塗装の外側に新たな層を設けるクリヤー塗装は、塗料が受けるダメージを代わりに受け止めてくれます。
この塗料は透明なので、元の塗装に悪影響を与えることなく、保護層が追加出来る点がメリットです。
保護期間は、建物の周辺環境や塗料の種類によりますが、少なくても10年以上は持つと考えられます。
更に効果的な塗料を選び、小まめな外壁の清掃を行えば、15年から20年持たせることも夢ではなくなります。
クリヤーを施すとお手入れの手間が省けます
外壁塗装のクリヤーは、塗装の凸凹や傷を埋めるので、表面が平準化して汚れが入りにくくなります。
つまり、傷や劣化から守られるだけではなく、汚れの付着も抑えられますから、外壁のお手入れが楽になる点もメリットに加わります。
ただ、施工期間が延びたり費用の追加が発生するので、その点はデメリットとなるでしょう。
逆に、定期的な外壁塗装の修復が不要になり、費用が発生する機会を減らせれば、結果的にコストの差は小さくなります。
施工期間の増加、これ自体は避けられませんが、予め外壁塗装の計画に盛り込むことで、長引かせず効率的に施工を完了することが出来ます。
費用に納得するとクリヤー塗装は効果的です
傷が付きにくく汚れが目立たなくなる機能は優れたメリットであり、施工を検討する際のポイントとなります。
費用の目安は、1平方メートルあたり2千円から4千円程度が平均的な基準です。
金額を左右する条件には、外壁に施す塗装の種類と、施工業者に支払う費用が挙げられます。
なるべく安い塗料を選んだり、念入りに施工業者を選定することで、費用の増加を抑えることが可能となるでしょう。
傷んだ外壁は施工が難しく、下地は新しい方が保護効果が発揮されるので、古い建物には向かないデメリットもあります。
しかし、建物が新しく費用に納得出来れば、後は施工次第で外壁を守る機能と、お手入れの負担が減るメリットが得られます。
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