外壁や屋根は常に風雨に曝されたり紫外線に曝されているので、その塗装の劣化や傷みは他の部分より早いでしょう。そこで外壁塗装の塗替えを計画しますが、塗装時のにおいを気にするあまり二の足を踏む人もいるのではないでしょうか。
外壁塗装のニオイ
この外壁塗装などの場合に出るにおいは、塗料本体が原因の場合もありますが希釈液つまりシンナーなどの原因が大きいです。
外壁などの塗装は耐久性を重視するあまり、ほとんどが油性系の塗料を使用する場合が多かったのです。その為に希釈液もそれに対応できるシンナーなどが使用されて、そのにおいが周囲や近隣の皆様に影響を与えるのです。
外壁塗装の施工中にあまりににおいのきつさに、近隣の高齢者や幼児などが気分が悪くなったという事例はありますが、それだからといって直ぐに身体に影響を及ぼすものではありません。
身体への影響
むしろ身体を心配しなくてはならないのは、外壁塗装を施工する職人のほうなのです。
常にシンナーなどを吸い込む状況にあるので、防護マスクや防護眼鏡をつけて施工していますが、夏場などは暑いために外したりして施工して気分が悪くなる場合もあるのです。
外壁塗装のにおいで直ぐに身体に害を及ぼす事は無くても、周囲や近隣に迷惑をかける事が多々あるのは事実です。特に幼稚園や学校そして高齢者施設では、この様な塗料を使用する事に苦情もあり抵抗もあるのです。
そこで建築基準法でも建材に含まれる化学物質の規制などの基準を定められる様になったので、最近はシンナーなどの化学物質を使用しなくても耐久性の良い塗料が多々出ているのです。
水性塗装の進化
油性系の塗料にしても刺激的な臭気を抑えた材料や希釈液もいろいろ開発されています。
しかしそれ以上に特筆すべきことは水性塗料の進化です。
かっては水性塗料は耐久性が短いので、臭気を嫌がる室内で使用されるのがほとんどでした。最近は水性塗料でも材質の優れた耐久性も期待できる、良質の塗料が各塗料メーカーから出されているのです。
塗料が水性で希釈液も水であるので近隣に迷惑をかける事も無いし、施工する職人も安心して施工が出来る様になったのです。これこそ無害の塗装材料ですので、乳幼児や高齢者のいる家庭や施設でも安心して使用できるのです。
外壁塗装のにおいを気にするあまり、自宅の塗装をためらっている人にお勧めします。
水性塗料で自宅の外壁塗装を施工する事で、大切な我が家をいつまでも健全に維持するようにしましょう。
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