外壁塗装を行う際に気にかけておきたいのが保証期間とその内容です。塗装を行ってもらったけれどすぐに剥がれてしまって困ったというトラブルはよくあります。
その期間や内容は業者によって大差があるため、業者比較をする際には十分に注意しておきましょう。団体や組合、メーカーからの保証も知っておくと役に立つ可能性があります。
外壁塗装における保証期間
外壁塗装を依頼した際に保証を受けられる期間や内容には基本的な考え方があります。
塗料がメーカーの設計上、問題なく使用できる期間よりやや短めに設定されるのが期間の特徴です。
耐用年数が10年の塗料を用いている場合には7年から8年程度に定めておくといった形になります。
これは塗装を行った外壁がどのような環境にあるかで劣化がひどく進んでしまう場合もあるからであり、環境要因を考慮して塗料の劣化による分までは対応できないという姿勢を示しているものです。
一方、内容については亀裂や剥がれなどに対して無料で修繕を行うのが基本的な対応です。
基本的な立場として施工内容に不備があった場合に対応するものであるとされています。
自然災害による場合や、別のリフォームなどを行った影響を受けている可能性がある場合などには適用されないので注意しましょう。
業者による大差に注意
期間や内容については業者の間で取り決めがあるわけではありません。
そのため、どの程度の内容でどれだけの期間をカバーするかは業者側のサービス次第になります。
業者比較の際に注意すべき点の一つとも言えるでしょう。あまり長い期間を設定している場合にも疑いの気持ちを保つ必要があります。
必ず劣化してしまうような長い期間に設定して魅力を主張する業者もいるため、気をつけて期間や内容を確認しましょう。
施工業者以外からのものも存在
施工業者からの保証が得られない場合にもその業者が加盟している団体や組合の制度を利用できる場合があります。特に有用なのが期間が業者側よりも長い場合や、業者が倒産してしまった場合です。
しかし、基本的には施工業者の施工内容に不備があった場合以外には対応してもらえない場合が多くなっています。
団体や組合によって期間も内容も異なるため、業者に外壁塗装を依頼した際に加盟の有無や内容、連絡先を確認しておくと良いでしょう。
また、塗料メーカーも保証を行っている場合があるため、施工業者とのやり取りがうまくいかないときには選択肢としてみる価値があります。
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