無足場工法とは?

外壁塗装・リフォームQ&A

外壁塗装する場合には、従来であれば足場が必要でした。足場が必要な理由は言うまでもなく、足場がないと外壁塗装ができないからです。

たとえば2階建ての建物であれば人が手をのばしても届く距離ではなく、中途半端にしか塗装ができなくなってしまいます。
ですが足場を設置することによって、まんべんなく塗装をすることができるのです。

足場設置の問題点

このように、外壁塗装では足場が必ず必要と言われていた時代があったのです。
もちろん今でも、足場は重要な役割を果たしています。ところが足場を設置する時でも問題点があります。

一つはお金がかかることです。
外壁塗装通常100万円ぐらいしますが、うち20万円は足場設置にかかる費用と考えておけば間違いないでしょう。外壁塗装のおよそ5分の1は足場にかかっているのです。

もう一つは、足場を組み立てるのに時間がかかることです。
足場の組み立てに1日、解体するのにまた1日かかります。そうだとすれば、できるだけ安く塗装するためには足場がないのが理想です。

無足場工法とは

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そこで考えられたのが、無足場工法になります。無足場工法は、足場を一切使わずに外壁塗装をする方法です。
どのようにするかといえば、屋根から作業員をロープでつるすのです。これによって、足場がなくても外壁塗装をすることができるようになります。

メリットとデメリット

無足場工法のメリットは、お金がかからないことです。
ロープを使う分多少の金はかかりますが、ガチガチに足場を組み立てるわけではありませんので、お金がかからないのです。

また、時間がかからないというメリットもあります。
足場を組み立てる時間と、足場を解体する時間の合わせて二日間は省くことができますので、早く塗装を終えることができます。
さらには、今まで足場が設置できなかったような場所でも外壁の塗装をすることが可能になります。

ビルとビルの間で隙間があまりない場所は、基本的に足場を設置するなどができません。
多少の隙間があったとしても、ブロック塀などが下にある場合には足場を設置できない可能性があるのです。

このように考えると無足場工法はメリットが多いのがわかります。ただし、無足場工法と言っても、いくつか問題点があります。

まず、三角屋根の場合は利用できません。利用できるのは陸屋根の場合です。
一戸建て住宅に向いているというよりもビルやマンションに向いているのが無足場工法なのです。また、施工後の確認ができないのも問題点です。

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