屋根は常に直射日光にさらされ、また雨風にさらされているため年月が経過するにつれ傷んでしまうものです。そのため定期的にメンテナンスを行うことが求められます。
しかし、その方法は屋根に使用されている材質やメンテナンスを行う時期により大きく異なります。種類や時期に合った適正なメンテナンスや張替えを行うことが長持ちさせる秘訣です。
適切なメンテナンスを行うことで屋根を長持ちさせることができ、メンテナンス費用が節約できます。
瓦屋根の張替えの時期と方法について
瓦の寿命は概ね25年と言われています。ひび割れやずれなどがある場合には都度張替えを行わなければいけないものですが、全体としては25年程度でメンテナンスするのが良いものです。
但し、瓦屋根を全て変えるには相応の費用が掛かってしまうため、定期的に確認をして、出来るだけいたみが少なくなるようにすることがコツです。
また、瓦屋根の一部が破損した場合にはその部分の瓦を交換する方法が一般的ですが、最近では軽量の瓦が使用されていることも多く、この場合には瓦を張り替えるのではなく、上からカバーで覆ってしまう工法を利用することも少なくありません。
この方法では全体を覆うことができるため、修理費用が安くできることがあります。
スレートの張替え時期と方法について
スレートは瓦同様25年は持つと言われるものですが、瓦と異なり非常に脆いという面もあるため、なかなか傷んだ部分のみを張替えるというわけにはいかないものです。
無理して交換をしようとすると他の部分を傷める危険性もあり、交換する場合にはすべてを交換するか、またはカバー工法と呼ばれる方法を用いて上から覆ってしまう方法が良く用いられます。
また、スレートの場合には表面に塗装を行い長持ちさせることができ、これは概ね新築後10年ほど経過した時点で行うのが理想です。
トタンなどの金属屋根の場合
金属屋根の場合には、まずは塗料の塗り直しを行うことが重要です。金属の場合には塗装が傷むとその部分から水分が入り込み、錆や腐食の原因となるからです。
その為、新築後7年から10年程度経過した時点で塗装をし直すことでさらに長持ちするものです。
また、概ね25年程度経過した場合には金属の劣化も始まるため、特にトタンなどの場合には張替えを考えても良いものです。
また、最近では錆や腐食に強い金属を使用する場合が増えていますが、それでも10年に1度は塗装を行うことが大切です。
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