外壁リフォームをする際には、内容によって費用が異なります。
外壁を大切にして建物を長く使用できるようにするには外壁塗装、メンテナンス、サイディングが主な施工内容です。
その内容と価格のバランスを考えて、目的に応じたリフォームを実施できるようにしましょう。
外壁リフォームの考え方と基本の方法
外壁リフォームを行う基本的な目的は、外壁そのものの劣化を防いで長く建物を支えていられる状態を維持することです。外壁塗装を行って、塗料の膜によって外壁を守るのが一つの考え方になります。
防水性や防汚性に加え、塗料によっては断熱性や抗菌性なども発揮するため、外壁の劣化を防ぐのに適した方法です。
一方、外壁が傷んできてしまった際に状況が悪化しないように行うのがメンテナンスであり、割れ目をシーリングでつないだり、汚れを洗浄したりするのが基本となります。
また、外壁の劣化が著しかったり、強度に問題が生じていたりする場合に効果的なのがサイディングボードを張る方法です。壁自体の強化につながる工法として最も手軽でよく用いられているリフォームです。
三種類の方法と価格相場
どの外壁リフォームを選んだとしても、価格は施工面積に比例します。大きな建物ほど費用がかかるのは前提として覚えておきましょう。
そのため、平米あたりの価格として参考になる費用が提示されているのが一般的です。
外壁塗装の場合には平米あたり1000円から4000円が相場となっています。
メンテナンスの場合には平米あたり1000円程度です。
サイディングの場合には平米あたりではなく全体の工程を考慮して見積もり価格を算出する場合が多く、100万円から300万円程度が一般的な住宅のケースとなっています。
相場の幅が広い理由
どの方法を選んだとしても相場の幅が広いのが特徴です。これは実際の施工内容に影響されやすいからであると知っておきましょう。
外壁塗装の場合には、塗料として何を選ぶかで二倍以上の開きが生じます。
メンテナンスの場合には修繕箇所が多く、修繕の仕方が長持ちする手段を選ぶほど費用がかかるのです。
また、サイディングの場合にはボードの素材の選び方で費用が変わります。
外壁リフォームのために使用する材料の価格がリフォーム料金に直結するため、材料の選び方が重要になるのです。
安ければ良いわけではなく、費用対効果を考えて選ぶようにしましょう。基本的には耐久性が高い材料を選ぶほど高くなりがちなのでバランスを取るのが大切です。
コメント