家を守る大きな役割がある外壁は、きれいに見えても日々少しずつ劣化が進んでいきます。
劣化が進んで、壁自体や構造体、家の内部の壁の内側や、場合によっては基礎の部分にまで傷みが進行する場合があるため、外壁を定期的に塗り替えて家全体を塗装で包み込んで守ることが、家の寿命を延ばすためにはとても重要です。
外壁を塗り替えるタイミングが分からないという人や、大きなひび割れや傷みがないから大丈夫と思って、塗装を考えていないという人も多いのですが、メンテナンスをすることで、トータルでの補修費用が大きく変わってくるので、正しい知識で判断することが大切です。
外壁を塗り替える時期について
家を守り、家の寿命を延ばすために重要な役割を果たす外壁は、10年ごとを目安に塗り替えをすることが良いとされています。
大切なことは、傷んでから直すのではなく、痛みや劣化を予防することで、そのためには塗料の耐用年数である10年を目安にするとよいという訳です。
最近は、いろいろな種類の塗料が開発されているので、耐用年数は5年から20年と幅が広くなっていますが、新築の場合は築10年を目安に一度に、その後は塗料の耐用年数に合わせて定期的に塗り替えることがおすすめです。
施工内容について
施工をするときには、事前に点検と見積もりを行ってから、足場を組んで高圧洗浄機で洗浄したり、必要があれば前に塗ってある塗料をはがしたりして下準備をすることから始まります。
サイディングのつなぎ目やサッシ回りのコーキングに劣化があれば、コーキングの補修をしたり、打ち直しを同時に行うことがおすすめです。
足場を組むだけでも費用が掛かるので、できる補修は同時にやってしまうと費用を節約することができます。
塗料は一度ではなく、下塗りを含めて何度か塗っては乾かすことになるので、下準備と合わせて10日から2週間ほどかかることが普通です。
費用について
施工時にかかる費用は、家の大きさや塗料の種類、補修の規模などによって異なってくるので、見積もりを取ることになります。
費用を抑えたい場合には、まずは適正金額を知る上でも数社に見積もりを依頼し、施工内容と金額を比べてみることがおすすめです。
3から5社に依頼すると費用の相場や施工内容が大体わかるので、比較してから頼むことができます。
見積もりを依頼するときには、同じ条件で見積もってもらうことがとても大切です。
条件が変わってしまうと、当然費用も変わってくるので、暫定で良いので同じ条件を出し、施工内容が変わったら再見積もりを依頼することがおすすめです。
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