外壁塗装の材料について【種類と費用、失敗しない選び方とは】

外壁塗装・リフォームQ&A

外壁の塗装は、おおよそ10年ごとに塗り替えが必要だと言われています。
塗料の役割は雨風から外壁を守ることであり、経年により少しずつ剥がれていきます。

外壁塗装の耐久力が低下することにより、防水効果が低下して雨漏りや腐食を発生させ、外壁が崩れ落ちたり家が傾くといった恐れがあります。

外壁塗装に使用される塗料

塗料の種類は材料となる素材によって複数に分かれます。
アクリル系やウレタン系、シリコン系の塗料のほか、太陽の熱を弾くことで屋根や室内温度を下げて省エネ効果のある遮熱塗料や、太陽光によって汚れを浮かせて雨で洗い流し、遮熱効果もある光触媒塗料などがあります。

遮熱塗料や光触媒塗料は環境に優しい次世代塗料で、耐久年数も長いですが価格が高めです。そのため価格と耐久年数の費用対効果の高いウレタン系塗料やシリコン系塗料が主流として選択されています。

ウレタン系塗料とシリコン系塗料の違いとは

12

塗料の材料にウレタン樹脂を使用したものとシリコン樹脂を使用したものでは、それぞれ特徴が異なります。

ウレタン樹脂は断熱材やシーリング材、フローリングの仕上げ塗りなどにも使用されます。光沢があり、高級感のある仕上がりとなるほか、付着性に優れていて耐侯性が高いのが特徴です。

シリコン樹脂は建築用保護材のほか、医療用のカテーテルや化粧品などにも配合されています。耐熱性に非常に優れるほか、耐候性も高く汚れづらいなどの特徴があります。

二つの材料を比べた場合には、価格はウレタン系塗料の方が安いですが、シリコン系塗料の方が耐久性が優れているため、一年間あたりの外壁塗装費として見れば安くなります。

塗料の艶について

外壁塗装に使用される塗料には、つや消しと4段階のつや有りに分かれています。
光沢度が70以上のものがつや有りとなり、以下7分つや、5分つや、3分つやと下がっていきます。見た目の印象としては、つや有りの場合には太陽光に照らされるとまぶしいほどに光り、新築の様な塗り替え感が得られます。

5分つやや3分つやの場合には高級感が出ますが、艶がありすぎる場合には上品さは無くなります。つや消しの場合には、主張し過ぎない自然な落ち着いた雰囲気に仕上げることができ、クリーム色などの薄く明るい色合いによく映えます。

汚れの付きづらさや耐久性の面ではつや有りが有利となります。これは表面の凹凸が少なくツルツルしているため汚れは付きにくく、カビなども生えづらいためです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました