ひび割れや塗装の剥がれなどの外壁の劣化が見られてきたときには外壁修繕が必要です。
状況に応じてコーキングや塗装、サイディングなどを行って適切な形で修繕をすると外壁を補強できるため、建物が長持ちするようになります。内容によってはDIYでも実施可能ですが、規模が大きくなるなら業者に依頼するのが無難です。
外壁修繕の典型的な内容と費用
外壁の汚損や劣化に気づくのはひび割れが起こったり、塗装の剥がれが見られたりしたときです。その際には速やかに修繕を行わないと外壁がだんだんともろくなってしまって建物の強度が維持できなくなってしまいます。
その対策として行われる修繕工程にはコーキング、塗装、サイディングが典型的になっています。ひび割れが起こった際に部分的な補修を行うのがコーキングであり、特に窓枠と外壁のつなぎ目に行われる補修工事としてよく行われるものです。30万円前後で行える基本的な補修工事であり、割れ目が見つかったらすぐに行うと良いでしょう。
続いてよく行われるのが塗装であり、塗装の剥がれやチョーキングが見られた場合には検討の価値があります。使用する塗料によって費用は異なりますが、およそ50万円から100万円と考えておけば一般的な住宅の外壁塗装は可能です。
さらに補強が必要な場合にはサイディングを行う必要が生じます。サイディングには150万円から200万円程度を見積もっておくと多くの場合には対処できるでしょう。
DIYで行える修繕の範囲
外壁修繕はDIYによって行うことも可能であり、費用を節約する上では重要な考え方です。
コーキング程度であればシリコン剤などを購入してくればDIYで十分に行えます。
時間はかかるものの、塗装についてもDIYで行える範囲内でしょう。
しかし、より規模の大きな工事となるとDIYの範疇に入れるのは難しくなります。
サイディングを行う必要がある場合には特に業者に依頼した方が無難です。
外壁の状況に応じて適切な補修を行った上でサイディングを行わなければ十分な強度が保証できないのが最も大きな理由です。施工技術による強度の差も生じやすいため、業者に依頼する決断をした方が安心と言えるでしょう。
修繕を業者に依頼するメリット
外壁修繕を業者に依頼すると費用はかかりますが、高い品質で補修を行ってもらえるメリットがあります。
素人目では何が必要かの判断が難しいものの、プロに依頼すればそれは一目瞭然です。適切な外壁修繕を行わなければ劣化は進む一方になります。
安心して暮らせるようにするためにも規模が大きい場合だけでなく業者に相談するのが無難なのです。
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