外壁塗装の乾燥時間について

外壁塗装・リフォームQ&A

住宅の外壁塗装工事を実行する場合、作業工程の流れの中で重要なポイントのひとつに、塗装の乾燥時間があります。

外壁塗装は、通常大きく分けて、下塗り、中塗り、上塗りの工程があります。
下塗り、中塗り、上塗りを1回ずつ行う場合や、中塗りや上塗りを2回行う場合など、それぞれ塗り重ねる回数によっても、工事の施工料金の違いが出ます。

この下塗りから、中塗り、上塗りの過程で、適切な乾燥時間を置かないと、塗料の耐久性が低下し仕上がりの品質に違いが出るばかりか、施工完了後の剥がれがでたり、膨れてしまうなど品質の保持に違いが出たりするわけです。

適切な乾燥時間

この乾燥時間のことを、専門用語ではインターバルと呼んでいます。
通常塗料の製造メーカーでは、この適切なインターバルの時間に基準を示しており、塗料製品のパッケージに記載しています。

この基準は、塗料メーカーや製品の違いによっても変わります。
おおよその目安として、2時間で次の塗り工程が可能な塗料もあれば、10時間以上のインターバル時間を取らなければならないものなどさまざまです。

また実際の工事を実行する際、季節や天気などによっても、外壁材や下塗り材によっても、適切な乾燥時間は変わってきますので、塗料メーカーの基準に加え、施工する塗装職人の技量によっても変わってきたりします。

工期予定期間が短い場合は要注意

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外壁塗装をする際には、複数の業者から見積もりを取ることが肝要です。
そうすることにより、安い見積もり額でも工期の予定期間が短いなどの場合は注意が必要となります。

特に、下塗り1回、中塗り2回、上塗り2回など、塗り回数が多く、使用する塗料が多いにもかかわらず、工期予定期間が異様に短い場合などは、工程の時間設定に無理があることもあり、インターバルを軽視している可能性もあります。

一般的には塗り回数が多ければ、比例して使用する塗料の量も多くなるわけですから、必然的に見積もり額は高くなり、高い割にはのちのちトラブルになりかねないということを考えておくべきです。

比較的湿気の高い季節や、雨季に施工する場合であれば、悪天候の想定も加味した一工程にかかる乾燥時間も長めになりますので、施工予定期間は当然長めとなります。

高品質の工事のためにしっかり下調べを

外壁塗装工事は、建物や屋根の保持をよくするために、一般的に7年から10年間隔で行うべきとされていますが、一回にかかる工事料金は安いものではありません。
インターネットで調べたり、専門の方々からアドバイスを受けながら、高品質の工事となるようにしたいものです。

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