外壁塗装の塗料の一つに「アトモス塗料」がありますが、初めて名前を聞いたと言う人が多いのではないでしょうか。
この塗料はセラミック系塗料の一種で、セラミック系塗料の中では最高峰とも言われています。
最高峰と言う事は塗装単価が高額になるので、我が家の外壁塗装には関係ないだろうなど、考える人も多いかと思われます。
ですがこの塗料に含まれているセラミック素材は、自然環境に優しい天然素材の一つでもある「ホタテの貝殻」が配合されているのが特徴です。
ホタテの貝殻は従来廃棄処理されていたものです
日本はホタテの消費量が多いと言われていますが、ホタテは貝殻を剥いて貝柱やホタテの紐部分を食材として使い、貝殻は廃棄処分されます。
しかし、ホタテの貝殻には殺菌効果などがあり、貝殻を使った消臭剤なども登場するなど、リサイクルが出来る自然素材として認知されるようになったのです。
外壁塗装に使う塗料としてアトモスと言う種類がありますが、この塗料にはホタテの貝殻が配合されていて、機能性と豪華さを持つ塗料として注目を集めるようになったのです。
ホタテの貝殻が何故塗料に使われているのでしょうか
ホタテの貝殻は多孔質であり、湿気を吸収すると同時に放出を促す作用があると言います。
この作用により湿度をコントロールするので、湿気が多い日本の機能にも適しているといったメリットがあります。
更に、ホタテの貝殻は二酸化炭素を吸収する作用がある事、貝殻に多く含んでいる炭酸カルシウムは、住宅のシックハウス症候群の原因とも言われているホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着する作用があるなどの利点も持ち合わせています。
一般的な塗料にはこうした性能がないのですが、アトモスには住む人の健康を守る効果を期待する事が出来ますし、抗菌効果を持つので防カビ性にも期待が持てるのです。
外壁塗装の塗料には有機溶剤を使うものもあります
外壁塗装の塗料と言うのはいわゆるペンキですよね。ペンキと言うのはシンナーの臭いが強く、こうした臭いを嗅ぐだけで気分が悪くなってしまうと言う人も多いのではないでしょうか。
シンナーの臭いがする理由は、油性塗料には有機溶剤が含まれているからなのです。
しかし、外壁塗装に利用する塗料の中には水性塗料があり、有機溶剤が含まれていないのでシンナーの臭いが苦手と言う人でも安心して外壁塗装リフォームを行って貰えますし、アトモスは水性塗料なのでシンナー臭さというものがないというメリットもあります。
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