住宅の外壁に貼り付けるだけで施工できる事から、近年の住宅では外壁材にサイディングを採用される方が増えてきています。
外壁塗装と違って、工場で生産された外壁材を使用する為、仕上がりが一定で見た目にも綺麗に仕上がります。
また、サイディングの種類はその素材別に様々な種類があり、選択肢が多い事も人気の理由として挙げられるでしょう。
そんな人気の外壁材であるサイディングの価格を、素材別に紹介していきます。
木材系サイディング
まず、木材系のサイディングです。
素材として天然の木材を使用している為、断熱性に優れ、温かみのある外観を演出することが出来ます。
しかし、いくら防火性の薬剤を塗布しているとしても素材が木材の為、他の素材に比べ防火性は低くなります。また、耐久性も他素材に比べると低い傾向にあります。
施工価格は、一平方メートルあたり、2000円から3000円ほどです。
樹脂系サイディング
次に樹脂系サイディングです。
塩化ビニルを主原料とした外壁材で、劣化や腐食、色褪せに強いと言われており、その耐久性は30年以上ともいわれています。
メンテナンスの必要性がない事は非常に助かりますが、他素材に比べデザインやカラーが少なく自由度に欠けます。耐久性を重視する方にお勧めの素材です。
施工価格は、一平方メートルあたり、3000円から4000円となります。
金属系サイディング
次のサイディングは、金属系の素材を使用したものです。
アルミニウムやガルバリウムなどの金属に波加工を施して中間に断熱材を挟み込んだ外壁材となります。
メリットとしては、軽量である事です。この為、構造体への負担が少なく済む為、住宅そのものの耐久性が向上すると考えられています。
また、カラーやデザインが豊富にある為、設計の自由度が増します。断熱性や防火性にも優れている為、近年の住宅ではよく使用される外壁材の1つです。
価格は、一平方メートルあたり、3000円から5000円ほどです。メンテナンスは、10年に一度くらいの頻度で良いでしょう。
窯業系サイディング
最後が窯業系のサイディングです。
恐らく日本で建築されている住宅のほとんどがこの窯業系のものを使用しています。窯業系とは、セメントにファイバーや添加剤を加えて窯で焼き上げたものです。
種類が豊富な事とデザインが数え切れないほどある事から、多くの住宅で使用されています。メリットとしては、防火性に優れ地震に強い点です。
価格は、一平方メートルあたり、4000円から6000円となります。
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