屋根の塗り替えをするときには、その塗装以外にも費用がかかります。使用する塗料の種類や施工内容による違いを理解しておきましょう。
必要十分な工事内容になっていることを確認して、目的に合った塗料を選ぶのが失敗しないポイントです。業者間の違いも考慮して施工を依頼すると良いでしょう。
塗料の種類による相場の違い
屋根の塗り替えをする際に、費用を大きく左右するのが塗料の価格です。
一般的に用いられる塗料としてウレタン系樹脂、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂の三種類があります。
耐久性が高い塗料ほど価格も高くなりますが、平米あたりの単価として一般的なのがウレタン系樹脂では1600円、シリコン系樹脂では2000円、フッ素系樹脂では3500円となっています。
明確な相場が規定されているわけではないため、業者によって価格差が大きいのも特徴ですが、およそこの程度の単価で考えていると間違いはないでしょう。
工事として必要な内容
屋根の塗り替えをする際には、屋根の塗装以外にも費用がかかることは忘れてはなりません。
効率的かつ高い品質で屋根の塗り替えを行うためには足場が必要になります。足場代として平米あたり800円前後が必要になるのが一般的です。
また、塗料の汚れが周囲につかないように養生をすることも大切ですが、その費用は塗装料金や足場代に含まれている場合もあるので注意しましょう。
一方、雨樋や破風、軒天などの塗装も同時に行わないと見栄えが良くないことに加え、部分的な劣化が進行してしまう恐れもあることから一緒に行う場合がほとんどです。
こういった一般塗装は行わないという選択もできますが、同時に行うとそれだけ費用がかかります。具体的には個々の家で大きく異なりますが、屋根塗装の費用の半額から8割程度になるのが通常です。
業者選びで失敗しないためのポイント
屋根塗装については明確な相場がないため、業者間でも実際に請求される金額に違いが生じやすい傾向があります。
そのため、見積もりを取って施工内容と見積もり金額を比較することが大切です。
工事内容が適切なものになっている業者の中から、より安く施工してくれる業者を選ぶと満足できる結果が得られるでしょう。
相場から大きくかけ離れていたり、工事内容に不備があったりする場合にはやめておくのが無難です。
たとえ安かったとしても、満足できないような施工内容になってしまう可能性があり、再度屋根の塗り替えが必要になるリスクがあります。
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