建物の中でも重要な場所が屋根と外壁です。
屋根と外壁によって外から差し込む光や風、雨のほか冷気や熱気の侵入を防ぐことができ、その中で快適に過ごすことが可能になります。
しかし壁は365日24時間、外部に晒されており劣化の激しい場所になります。
このため最初に壊れる場所も屋根か外壁になり、このため定期的な修繕が必要な場所になります。その修繕方法はいくつかありますが、費用を抑えて行うのが塗装になります。
吹き付け塗装のメリット
外壁を塗装する方法は「手塗り」と「吹き付け」です。
手塗りは文字通り刷毛を使って塗料を塗っていく方法で、吹き付けの場合にはスプレーを使って塗っていく方法です。
吹き付けのメリットとしては、スプレーを使って塗布するため均一に塗ることが可能という点です。特に凹凸感のある壁などでも使用できますし、何度も塗布することで厚塗りもできます。さらにスプレーを使って一気に仕上げることができるので、広範囲の塗装面を短時間で効率的に行うことができます。
吹き付け塗装のデメリット
デメリットとしては、使用する塗料が多いということです。
手塗りの場合にはバケツなどに入れた塗料を塗っていくことになりますが、スプレーの場合には、霧状にした塗料を塗布していくことになります。
またスプレーはある程度壁から離しておく必要があり、これによって飛散する量が多くそれだけ無駄に塗料を消費してしまいます。さらに広範囲に飛散する関係で手塗りに比べると養生する範囲が広くなるケースがあります。
またもっともネックなのが職人の技量であり、職人によっては上手く仕上げられないケースもあります。
結局、どちらが良いのか
手塗りか吹き付けかを選ぶ場合には外壁の周囲の環境が大きく作用します。
例えば、狭い場所であればスプレーを用いて行うには多数の養生を行わなければならず養生するのに時間が掛かることになります。
また塗料の多くが飛散するので隣の家が近いといった場合にはやや不向きです。
反対に作業に取れるスペースが広い場所であれば、養生にかかる時間は手塗りとそれほど変わりなく、スプレーを用いる方が効率的に塗布することができますし多様な仕上がりにすることができます。
いずれにしても込み入った場所ではスプレーを用いて塗料を塗るのにはやや難があるため選択肢としては除外されますが、工法としてはスプレーを使った方が短時間で施工することができるため費用は安めになっています。
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