家は内部に水が浸入してこないように様々な工夫がされており、外壁や屋根がそれに当たります。
これらは何もせずそのままの状態の場合には、雨が降ったりしたときに水が浸み込んで雨漏りの原因や腐食の原因になってしまいます。
そのため外壁や屋根は定期的に検査をして、塗装をし直さなければなりません。
しかしそのときに使用する塗料は注意して選ぶ必要があり、水が浸入してこないように防水塗装ができるものを使う必要があります。
また同じ防水性のある塗料でも種類があり、特徴も違うため、どのような時に使用するのかを知っておく必要があります。
防水塗装とはどんなものか
屋根や外壁を塗装する際には塗料を塗りますが、塗料が剥がれ落ちたり損傷したりするとそこから水やカビなどが浸入し雨漏りや腐食の原因になります。
そのため必要になるのが防水塗装になり、水に強く耐久性があるものが求められます。
水に強いものとは、親水性がなく水が付いても弾いたり浸入してこないものであり、耐久性があるものとは、水以外にも紫外線などが当たっていても多少のことでは劣化しないものが必要になります。
防水塗装の塗料の種類は
屋根などの塗装をする際に利用される防水塗料は、陸屋根に使用されるものとして主に2種類あり、ウレタン樹脂とガラス繊維強化プラスチックを使うものに分けられます。
ウレタン樹脂を使用した塗装は陸屋根の塗装では主流の工法であり、行程が簡単であるため工事期間が短くて済むメリットがあります。
ガラス繊維強化プラスチックを使用したものは、軽量でありながら耐久性及び耐水性に優れているものであり、乾くまでの期間が短くて済み、早ければ1日から2日で完成します。
施工時に臭いが発生するため周囲への配慮が必要になったり、固まるとプラスチックになるため地震などの揺れには弱く、再び塗装する際にはプラスチックのゴミが多く発生するというデメリットもあります。
防水塗装をする際の費用は
塗装をするときは使用する塗料の種類によっても費用が変化します。
ベランダなどに塗装をする際には、ウレタン防水で1㎡で4500から7000円、ガラス繊維強化プラスチック防水で5000から8000円と、ウレタン防水よりも費用が掛かります。
また屋根の塗装を行う場合には、2階以上の屋根の場合には足場が必要になります。
そのため2階以上の場所で塗装を行なう場合には足場代も必要になり、その分だけ費用が高くなることに注意する必要があります。
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