フッ素樹脂塗装は一般塗料の中では最も機能性や耐久性が高いといった特徴が在ります。
最近はアクリル塗装を行う人が少なくなっており、グレードが最も低い一般塗料にはウレタン塗装が在りますが、この塗料を使った場合の耐用年数は7年から10年と言われているため、耐用年数が過ぎた時点で再び塗装が必要になります。
フッ素樹脂塗装の耐用年数と機能について
フッ素樹脂塗装での耐用年数は15年から20年と言われているため、住宅の寿命が50年した場合には、2度の塗り替えを行う事で建物を守り続けてくれる計算になります。
例えば、新築の時にフッ素樹脂塗装を行っておけば、次に塗装するのは20年後と言う事になり、その次は新築の時から計算して40年後と言う事になるため、2度の塗り直しで済む計算になります。
尚、機能面においては、シリコン塗装とそれほど変わらないため、耐用年数自体は短くなるものの、値段が安いシリコン塗装を選ぶ人も少なく在りません。
フッ素樹脂塗装の坪単価と他の塗装の坪単価の比較について
一般塗料の中はハイグレードと言われていますが、坪単価でみたコストの違いはどのようになるのか気になる所です。
アクリル塗装は塗り替えを楽しみたい人が選ぶケースが多い塗料で、耐用年数は6年から8年と短いのが特徴です。
耐久性を求める人にとっては魅力を感じない事からも、ウレタン塗装やシリコン塗装が主流になっており、ウレタン塗装では1坪当たり15,000円、シリコン塗装においては16,000円、そしてフッ素樹脂塗装においては1坪当たり22,000円といった具合に、塗装コストとしては最も高くなるわけです。
フッ素樹脂塗装を行う事でのメリットとは
フッ素樹脂塗装は15年から20年の耐用年数が在りますが、1坪当たりのコストは22,000円と割高になります。
しかし、塗り替えを行う回数や費用をトータル的に考えた場合、他の塗料よりもコストが安くなるというメリットが在ります。
例えば、50年の期間の中でフッ素樹脂を使うと2回の塗り替えが必要になり、1坪当たりの金額は22,000円×2回=44,000円になりますが、ウレタン塗装の場合は10年の耐用年数になるので、塗り替えを行う回数としては4回となり、坪単価15,000円×4回=60,000円となるため、ウレタン塗装の方がトータル的なコストは高くなるわけです。
そのため、トータルコストなどを考えて、どのような塗装を使うのかを決める事も大切です。
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